タマノカンアオイ種群
学名 : Asarum muramatsui var shimodanum
花期 : 4月~5月
分布 : 伊豆半島南部
落葉広葉樹林、固有
葉身は円形から楕円形、長さ6~10cm、幅4~7cm、基部はハート形、先端はやや丸い;上面はやや光沢あり、薄い下がり藤、白点、白班あり、葉脈は強く没入している、まばらに軟毛あり;下面は青白い紫色、無毛;葉柄は明るい緑色、また暗紫色が下部の一部のみ、まれにほとんど暗紫色のものもあり、無毛、長さ6~15cm。
花は暗紫色、単一花、腋生、地上に傾状;花梗は長さ3~14mm;萼筒は短い筒形、先で少し広がる、長さ10~15mm、幅11~15mm 、口環は二段に成っている、表面に短毛あり、内面は網目状模様、縦隆起 18と横隆起5~6あり、縁に三裂片;萼裂片は斜めに伸びる、縁がうねる、広い卵形、長さ10~15mm、幅 13~21mm、基に皺あり、上面は濃く多細胞の毛状体あり、下面は無毛;雄蕊は12個、二つの輪に、無柄、葯は外向きか少し側向き、長さ約2.2~2.8mm、子房は半ば下位。房室6;花柱は6個、離生、直立、頂点で目立って反りかえる(長靴を逆にしたよう)、柱頭は頂点。