アマギカンアオイ

タマノカンアオイ種

学名 : Asarum  muramatsui  Makino in J.Jap.Bot.9:10

花期 : 4月~5月

分布 : 伊豆半島

     広葉樹林、固有

染色体数 2n=24(Sugawara 1981)

 

 

 

 葉は広い卯形から三角状円形、長さ5~9cm、幅3~5cm、基部はハート形、先端は丸い。上面は緑色~濃緑色、光沢あり、無地から下り藤模様に白点有り、葉質は厚く、葉脈は強く没入している、葉の縁に疎らに軟毛あり。下面は青白い紫色、無毛。葉柄はふつう明るい緑色、まれに下半分は暗茶色、無毛、長さ4~9cm。

 花はふつう暗紫色から緑がかった茶色、単一花、腋生、地上に傾状。花梗はふつう長さ1cm。萼筒は短い筒型、長さ10~12mm、幅12~15mm、ノドは少し括れる。口環あり、内面は網目状模様、縦隆起と横隆起あり。萼裂片は斜めに伸びる。縁がうねる、卯形から三角状、長さ8~10mm、幅10~13mm、基部に皺あり、上面は濃く多細胞の毛状体あり、下面は無毛。雄蕊は12個、二つの輪に、無柄。葯は外向きか少し横向き、長さ約2~3mm。子房は半ば下位。房室6。花柱は6個、離生、直立、頂点で目立って反りかえる。柱頭は頂点にある。



葉模様