葉はハート形から狭ハート形、長さ3.6cm~8.9cm、葉表の模様は無地から下り藤、亀甲模様もある。花の萼筒は短い筒形から浅い鉢状。近接して分布するスズカカンアオイとは裂片上に腺毛は有るが短毛は無い。萼筒に比べて萼列片が短く、萼筒内面の縦隆起線14~24本でスズカカンアオイの9本より多いことで区別される。
近接のスズカカンアオイ、カントウカンアオイより萼筒内面の縦隆起数が多く、花柱の付属突起が長く、開口部に達することで区別される。 また近縁の春咲ヒメカンアオイとは、差異は少ないが、分布域及び開花期が隔離しているので区別される。
愛知県 矢作川で東はサンエンアオイ、西はヒメカンアオイと明らかに分かれている。