Asarum mihamaense
多年生草本。
根茎は短い。節間は短い,葉は狭ハート形、長/幅 0.941(1.423±1.429)1.846、長さ31(57.259±14.426)90㎜, 幅24(40.444±9.351)66㎜、厚さ0.280(0.392±0.074)0.570㎜、葉の縁はふつう平ら、基部は開く、先端は尖るか丸い;上面は緑色、無地模様か下がり藤模様、または亀甲模様、葉脈は少し没入、葉表面と葉の縁にまばらに多細胞の繊毛あり、表面は長さ 0.126(0.251±0.069)0.3086mm、縁は長さ 0.147(0.454±0.133)0.771mm、主、側脈に多細胞の繊毛の列あり、長さ 0.136(0.216±0.041)0.307mm、光沢なし、裏面は青白い緑色、無毛、葉脈はやや隆起し、主脈のみ薄い赤紫色、側脈は青白色、開花時の新葉下面の主脈には多数の繊毛あり。葉柄はふつう暗茶色、長さ 12(52.037±20.719)91mm、基部の直径 1.249(1.952±0.388)2.900mm、溝に沿ってまばらに多細胞の繊毛あり、長さ 0.163(0.399±0.106)0.628mm。
花はふつう淡い赤紫色の地に暗赤紫色か赤褐色の斑点が多くあり、全体として赤紫色から赤褐色。単一花、腋生、地面に傾状;花柄は長さ 1.647(9.021±7.394)33mm;萼筒は短筒形か壺形、長さ/幅 0.891(1.168±0.152)1.425、長さ 7.838(10.085±1.311)13.243mm、幅 7.171(8.686±0.953)11.015㎜、開口部は狭い、直径1.386(2.876±0.750)4.101mm、開口/筒幅0.188(0.323±0.069)0.468、萼筒頸部は少し括れる、頸/幅 0.760(0.858±0.059)0.952;口環を伴う、表面にはおびただしい瘤状の隆起あり、また単細胞の腺毛あり、下方に伸びる、口環角度は(57.278°±13.335°)、口環の幅 0.390(1.629±0.565)2.944mm、;萼筒外面は花色と同じ、赤紫色の細点と目立つ筋あり、無毛、内面は暗赤紫色、目立つ格子状、縦と横の隆起を伴う、隆起に単細胞の腺毛あり、縦隆起は15(20.419±4.339)31、横隆起5(6.387±0.868)9、縦横比2.143(3.214±0.598)4.429、隆起の高さ0.308(0.525±0.127)0.889mm、萼筒の厚さ0.222(0.542±0.067)0.542mm。
縁に三裂片;萼裂片は斜め上方に広がる、広三角形、長/幅0.606(0.863±0.129)1.201表面の中央部は窪む、先端は尖る、長さ 4.183(6.813±1.187)9.650mm、幅 5.285(8.048±1.298)10.362mm、裂片厚み0.399(0.647±0.151)1.064、上面の全面におびただしい瘤状の隆起あり、また単細胞の毛状体(腺毛)あり、下面は無毛、萼裂片は萼筒より少し短く0.456(0.682±0.130)1.134。
雄蕊は12、6で二つの輪に、基部で離生、無柄、葯は外向きで直線状、内輪の長さ 1.766(2.333±0.242)2.819mm、外輪の長さ 1.470(1.940±0.215)2.422mm、内外比1.044(1.207±0.089)1.495、葯結合部に短い鈍頭の突起あり。
花柱は6個、離生、直立、垂直;先端に太く短い角状の突出物をもつ、突起の先端は二裂しない、長さ 0.298(0.771±0.211)1.191mm、開口部から出ない、花柱/筒高0.443 (0.573±0.093)0.950、柱頭は楕円形、長さ/幅 0.793(1.459±0.271)2.041、長さ0.398(0.692±0.156)0.9564 mm、外向き、垂直、子房は中位(やや下位)、胚珠の1室平均数(6.161±2.516)。
開花期:9~10月。常緑広葉樹林、固有。
分布:本州中部(三重県南部)
生物季節(Phenology):
分布(Distribution):
生育地(Habitat):
関連種(Associates):
保全(Conservation):
葉模様
自生地
標高550m位の杉林