イセノカンアオイ

カンアオイ種群

学名 :  Asarum savatieri var. iseanum T.Sugaw.

花期 : 10月~11月

分布 :  本州中部(三重県)

 

 葉はハート形から狭ハート形、長さ4.4cm~11.6cm、幅3.2cm~7.5cm、葉上面模様は下り藤、まれに無地・亀甲模様有、白点・白斑を伴う個体もまれにある。下面は青白い緑色。

 萼筒は短筒形、長さ6.15mm~9.63mm、幅8.15mm~10.5mm、萼筒頸部はほぼ括れない。萼筒内面は暗紫色で目立つ格子状の縦と横の隆起、縦隆起16~25本。口環に単細胞の腺毛あり。萼裂片は中央がやや窪み先端は尖る。上面に単細胞の腺毛あり。萼裂片は萼筒とほぼ同じ長さ、葯は外向きでわずかに湾曲、花柱は垂直か又は中心に向かって傾斜、先端に角状の突起物あり、長さ0.68mm~1.91mm、先端は普通二裂しない突出物はほぼ萼筒の開口部まで達しない。子房は上位。

 近接して分布するスズカカンアオイとは葉に白点・白斑を伴うことが少なく、萼筒とほぼ同じ長さの萼裂片を持ち、上面に単細胞の腺毛のみで短毛を持たないこと、より多い縦隆起数、萼裂片上面に短毛を持たない、より平らで疣(イボ)瘤突起のない口環を持つことで識別される。

 また学名に示されているように、オトメアオイの亜種で、ズソウカンアオイの姉妹種とされているが、分布域と形質の類似に疑問があり調査中。


葉模様

自生地

松阪市
松阪市