サルマヘンリー

学名 : Saruma henryi

英名 : upright wild ginger

漢名 : 馬蹄香

日本名: タカアシサイシン(高脚細辛)

     直立した茎の様子からこのように呼ばれる。

開花期:   4月~7月

 

 種小名のhenryiは19世紀の英国プラントハンターAugufine Henryiへの献名。

 サルマヘンリーはオナガギフチョウの食草として知られるウマノスズクサ科サルマ属の多年草で、カンアオイ属に最も近縁な植物であり、ウマノスズクサ科の中でも最も原始的な植物と考えられている。

 中国・中南部のやや暗くて湿った標高500~1,000m位の林の中や土手などに生え、茎や葉には細網がびっしりと生えてざらつく。葉は心形で対生である。長さと幅は5~15cm位である。葉柄の長さは3~12cm位である。明瞭な特徴は3枚の黄色い花被片を持つことである。花径は20~35cm位である。萼片は3枚である。雄蕊は12本あり、葯は内向きに裂けて開く。雄蕊は6本あり、付け根の部分は合着している。