カンアオイ種群
学名 : Asarum savatieri Franch
花期 : 6月~8月
分布 : 箱根山地
混合広葉樹林、固有。
染色体数 2n=24(Sugawara 1992)
葉は卵形から楕円形、長さ 6~12 cm、幅 5~9 cm、基部はハート形、先端は少し尖る。上面は暗緑色、無地から下がり藤模様、亀甲模様あり、光沢なし、まばらに軟毛がある。下面は青白い緑色、まれに暗紫色、無毛。葉柄は暗紫色、無毛。長さ 6~15 cm。
花は青白い茶色か緑色かがった紫色、単一花、腋生、地上に傾状。 花梗は長さ1 cm 以下。萼筒下部はふつう球状、まれに筒状、長さ 7~10 mm、幅 10~12 mm、ノドは時々わずかに括れる、口環あり、外面は無毛、内面は複雑な格子模様、縦と横の隆起あり、縦隆起は 12~18 、縁に三裂片。 萼裂片は斜めに広がる、三角状卵形、長さ 6 ~ 12 mm、滑らか、上面にまばらに単細胞の毛状体をともなった繊毛あり、下面は無毛(まばらに繊毛のある固体もある): 雄蕊は12個、二つの輪に。 葯は外向き、長さ約 2 mm。子房は上位、花柱は 6 個、離生、先端に角状の突起物をもつ。柱頭は楕円形、外向き
花