ヒメカンアオイ種群
学名 : Asarum majale T.sugaw.,sp.nov
花期 : 4月~5月
分布 : 滋賀県・三重県
多年生草本。根茎は短い
葉は狭ハート形からハート形、長さ 2.9 -7.5cm, 幅 2.7 -6.2cm、葉身の厚さ(基部)平均0.357㎜、葉の縁葉ふつう平ら、基部は開くかまたは重なる、先はふつう丸い、あるいはわずかに尖る;上面は暗緑色から緑、ふつう光沢なし、無地から下がり藤模様有、まれに亀甲模様、葉脈は窪まない、縁近くと縁に多細胞の繊毛あり、仏近くは長さ平均0.370mm、縁は平均0.426㎜、主・側脈に多細胞の繊毛の列あり、長さ平均0.242㎜;下面は青緑色、葉下面の脈は主脈のみ少し隆起、無毛。 葉柄は暗紫色、長さ 1.7-7.6cm、平均3.7cm、溝の両側にまばらに多細胞の繊毛あり、長さ0.350-0.571mm、平均0.468mm、葉柄基部の径は平均1.897mm。新葉**、苞(托葉)**。
花は淡紫色から淡緑色、淡茶色、赤紫色の斑点、細点あり、単一花、腋生、傾伏。花梗は長さ 3.0 -18.878mm、平均7.268mm;萼筒は基部が円い短筒形、長 / 幅0.818、長さ 7.488 -13.500mm、平均10.416mm、幅 10.245-14.476mm、平均12.731mm、開口部は広く、直径 6.308-12.152mm、平均9.570mm、開口/筒幅0.752 、筒頸/幅0.982、萼筒頸部は括れない、狭い口環をもつ、幅平均1.291㎜、表面に単細胞の腺毛あり、わずかに上を向く、角度の平均109.371度;筒外面は花色と同じ、薄い赤紫色の筋と細点あり;筒内部表面に白い地に赤紫色の網目模様あり、縦と横の隆起あり縦隆起は16 -22、横隆起は 4-8、 隆起はやや低く、単細胞の腺毛あり、隆起の高さ平均0.476mm、萼筒の厚さ0.452mm;縁辺は三裂、萼裂片は斜めまたは水平に伸び、広三角形から三角形、長さ/幅0.849、長さ 6.966-14.144mm平均10.438mm、幅9.568-14.880mm、平均12.293、先端は尖る;上全面に単細胞の腺毛あり、下面は滑らかで無毛、萼裂片長さと萼筒の長さの比1.002。
雄蕊は12、二つの輪、基部から離生、葯は外向き、縦に裂開、内輪の葯の長さ1.836-3.215㎜、平均2.371mm、外輪の葯の長さ1.449-3.001mm、平均2.077mm、内外比1.142、外向き、葯結合部に鈍頭の突出部あり、花糸は短い。花柱は6、離生、直立、柱頭は楕円形、外向き、長さ平均0.732mm、長さ/幅1.305。先端に角状の突出物あり、先端はすこし開くかまたは開かない、長さ1.025-2.465mm、萼筒の開口部の近くまで伸びている、柱高/筒高0.754、子房は上位、胚珠1室平均数6.083。
花
葉模様